じんましん

子どもでも、じんましんが出ることはよくあります。

赤く盛り上がった膨疹は、痒みが強いこと、出たりひいたりすることが特徴です。皮膚の毛細血管が膨らむので赤く見え、血管から血液がしみだしてくるので、皮膚が盛り上がります。

じんましんは、食べ物、疲れ、ストレス、寒暖の差が大きい、感冒などのさまざまな刺激が原因となり、症状がおこると考えられています。

青魚や魚介類、薬などでおこるのがアレルギー性のじんましんです。しかし多くのじんましんは原因がはっきりしません。じんましんは急に出たり消えたりするため、皮膚以外のからだの病気を疑ったり、不安になったりすると思いますが、ほとんどの場合からだの病気とは関係がありません。

じんましんに塗り薬はほとんど効果がありません。抗ヒスタミン薬の内服を行います。以前は、抗ヒスタミン薬は眠たくなるものが多かったですが、最近は比較的眠気が少ない、抗ヒスタミン薬を処方するようになっています。