スギやヒノキなどの花粉が原因で起こる、目や鼻などのアレルギー症状を「花粉症」と言います。
鼻の症状は花粉が飛んでいる期間は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が続きます。また目のかゆみ、涙、充血などの目の症状があります。体がだるくなったり、集中力が低下したり、顔や首の皮疹が悪化することがあります。
現在日本人の4人に1人が花粉症と言われています。以前は年長で発症することが多いと説明していましたが、最近、アレルギーの低年齢化が言われており、3歳くらいから発症する方もおられます。
治療は抗ヒスタミン薬の内服を行います。最近の薬は、第2世代の抗ヒスタミン薬と言われる、眠気などの副作用が少ないものが主流です。点眼薬や点鼻薬も追加します。内服ができるなら漢方薬を追加することもあります。
このほか、次のようなことに気をつけるように説明しています。
・外出するときにはマスク、めがね、帽子をしましょう。
・家に帰ったら、玄関で上着に付いている花粉をはらい、うがいをしましょう。
・花粉が多い日は窓を開けない。
・花粉シーズンは洗濯物や布団を外に干さない。
・花粉飛散情報に(PM2.5情報にも)注意しましょう。