① 抗菌薬は必要な時だけ、処方するようにしています。
指先を使っての少量の血液検査や、溶連菌迅速検査や、急性中耳炎の有無などを考慮して、抗菌薬は必要な時だけ処方するようにしています。抗菌薬を処方するときは、なぜ内服する必要があるかを必ず説明しています。
お母さんがたは、妊娠中にできるだけ薬は飲まないようにされたと思います。
同様に小児科医として、こどもにできるだけ不必要な薬は処方しないように心がけたいと考えています。
② 点滴は必要な時だけ、行うようにしています。
重症な脱水があるとき以外、点滴はあまり意味がないことがわかっています。
世界の貧しい国のこどもの嘔吐下痢症に対して経口補水療法が開発され、点滴をするのと同様の効果があると考えられています。
こどもの脱水がある場合や必要な時だけ、点滴は行うようにしています。