兵庫県でもインフルエンザの流行期に入りました。

全国には約5000のインフルエンザ定点医療機関があり、兵庫県には約200の定点医療機関があります。はなだこどもクリニックも定点医療機関として、垂水区の感染状況を報告しています。年末に兵庫県は、インフルエンザの流行の目安となる、医療機関1か所あたり1人の発生より多くなりました。そのため兵庫県は1月5日にインフルエンザの流行期に入ったと報告しました。

インフルエンザは2019~2020年に日本全国で数百万人が罹患しました。しかし、2020~2021年、2021~2022年にかけてインフルエンザの流行はほとんど起こりませんでした。(新型コロナのため、マスク手洗いなどの感染対策をしっかり行ったことと、海外から人が入ってこなかったことが理由と推測されています。)現在インフルエンザに対する免疫を持っている方が激減していると考えられており、今年は流行がさらに広がることが予想されます。

はなだこどもクリニックでも、今週数名のお子さんがインフルエンザA型と診断されました。新型コロナ抗原検査ならびにインフルエンザ抗原検査は、子どもの場合、発熱して間もないときに検査をしても反応が出ないことがあります。解熱薬を手持ちとして持って置き、発熱したら半日程度してから検査することをクリニックでは勧めています。

また引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行が続いています。感染対策を十分に行いながら、できる限りの診察を行ってまいります。院内感染を防ぐためにご協力をよろしくお願いいたします。