百日咳について

四種混合ワクチン(三種混合ワクチン+不活化ポリオワクチン)はジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの予防をするワクチンです。定期接種である四種混合ワクチンは、生後3か月から1歳半くらいまでに4回接種しますが、これらの疾患をほぼ100%予防することができます。

しかし百日咳は、小学生と中学生での感染が多く報告されています。これは4種混合ワクチン接種後、途中で(短いと3-4年程度で)百日咳の抗体が低下してしまうことがあるためと推測されています。百日咳は赤ちゃんが罹患すると命を失ったり、重症化したりする重要な疾患です。

三種混合ワクチンは、ジフテリア、百日咳、破傷風の予防をするワクチンです。

四種混合ワクチンは定期接種以外では接種できないのですが、三種混合ワクチン+不活化ポリオワクチンでしたら、任意接種にて行うことができます。

任意接種となるためお金がかかりますが、当院では小学校入学前に、三種混合ワクチン+不活化ポリオワクチンの接種を勧めています。希望される方は診察室にてお気軽にご相談ください。特に、下の赤ちゃんがお生まれになる兄姉(年長の児や小・中学生)、妊婦、妊娠を希望されている方は、ぜひご検討ください。