予防接種の接種間隔のルールが変更されます。
① ロタウイルスワクチンが2020年10月1日から定期接種化されます。これまでロタウイルスワクチン接種後は27日以上の間隔をあけることとされていましたが、他のワクチンと干渉しあうという根拠は乏しく、また海外では接種間隔の制限はなく、撤廃されることとなりました。
② 不活化ワクチン接種後は7日以上の間隔をあけることとされていましたが、他のワクチンと干渉しあうという可能性は極めて低く、また海外では接種間隔の制限はなく、撤廃されることとなりました。
③ 異なる生ワクチン注射を、1か月以内の短い間隔で接種すると、免疫産生の上でワクチン間の干渉が起こる可能性が指摘されています。海外でも、異なる生ワクチン注射同士の接種には、接種間隔を設けている国が多いです。このことから引き続き、生ワクチン注射同士の接種間隔は27日間あけることとなりました。
当院ではこれまでどおり、積極的に同時接種を行っていきますので、定期の接種には影響はあまりないと考えています。
インフルエンザウイルスワクチンは、他のワクチン接種との接種間隔は気にせず接種することができるようになりました。
接種スケジュールはお気軽に窓口もしくは診察室にて医師にご相談ください。