はなだこどもクリニックは4年目を迎えました。当院は発熱等診療・検査医療機関に指定されています。

令和3年10月1日、はなだこどもクリニックは4年目を迎えることになりました。

この1年を振り返ると、2020年から2021年にかけての冬に、インフルエンザや胃腸炎などの感染症の流行がほとんどありませんでした。インフルエンザの流行がなかった理由としては、海外からの人の移動が抑制されていることに加え、コロナ禍のためにマスクや手洗いを継続しているために、感染が広がらなかったことが推測されています。またコロナ禍のため、多くの方がインフルエンザワクチンを接種されたことも大きいかもしれません。

こどものいろいろな感染症は、ワクチンによって激減することが予想されています。現在、小児科の外来で診ているような感染症は、近い将来ほとんどなくなっているかもしれません。当院では引き続き、ワクチンで予防できる疾患について積極的にワクチン接種を行っていきたいと考えています。ワクチンは自分がかからないために、そして大切なまわりの誰かのために、と説明しています。

子どもの風邪は、ほとんどが自然に治っていきます。子どもが風邪をひくと、軽い中耳炎や副鼻腔炎を起こすことは時々ありますが、抗菌薬は内服しなくても治っていくことがよくあります。成人と異なり、子どもの風邪に対して過剰な薬や検査は、不要なことが多いです。これからも当院では、子どもの発熱や風邪には、見逃してはいけない疾患をしっかりと念頭において、必要最小限の薬のみで、特に必要のない抗菌薬は処方しないように心がけて、診察を行っていきたいと思います。

当院は発熱等診療・検査医療機関に指定されています。

これからも当院かかりつけのお子さんは、発熱がある方も診察を行います。必ずWEB予約から熱があることを入力してください。熱や風邪症状のある方の直接来院は、固くお断りいたします。

そして医師が必要と判断した場合は、新型コロナウイルスのPCR検査も行います。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。