マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという病原体による呼吸器感染症です。小児だけでなく成人も感染します。免疫がしっかりある、小学生~若い成人で肺炎の症状がしっかりと現れますが、乳幼児や高齢者は肺炎になることはあまりありません。

症状は発熱と乾性咳嗽で、高熱は続きますが元気な方が多いです。鼻汁はありません。潜伏期は2-3週間くらいです。

マイコプラズマ肺炎の治療は、マクロライド系の抗菌薬を内服します。

以前はマクロライド系の抗菌薬の内服がとても効果がありましたが、最近抗菌薬が効きにくい肺炎マイコプラズマの増加が報告されています。抗菌薬が効きにくい原因と一つとして、抗菌薬の乱用があります。

マクロライド系の抗菌薬を内服しても解熱しない場合は、小学校低学年まではキノロン系の抗菌薬を、小学校高学年以上はミノサイクリンを内服します。ミノサイクリンはとても効果のある抗菌薬ですが、肝機能障害、皮疹、歯牙黄染(歯が黄色くなる)の副作用があるので、処方する場合はしっかりと説明して同意を得た上で処方することをこころがけています。