日本脳炎ウイルスは、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカなどがヒトを刺すことによって感染します。
日本脳炎ウイルスに感染しても、ほとんどの人は症状がありません。しかし、100~1000人に1人程度が脳炎を発症します。発症すると多くの方が死に至り、助かっても重度の神経後遺症を残す疾患です。
日本脳炎ワクチンの接種時期については、通常の定期接種対象者として、生後6か月から90か月未満(7歳半まで)の1期に3回、9歳以上13歳未満の2期に1回接種します。
当院ではこれまで、標準としての接種開始時期として、3歳になったら2回と4歳で1回を勧めてきました。
日本小児科学会では、ブタの日本脳炎抗体保有率の高い地域は、生後6か月から接種を開始するように推奨が出ています。最近、兵庫県もブタの日本脳炎抗体保有率が高いことがわかってきました。温暖化は進んでいます。
日本脳炎ワクチンは免疫原性が高い(接種すればしっかり効果の出る)ワクチンですので、生後6か月から接種しても十分効果があることが研究で証明されています。(1歳未満ではあまり免疫がつかないため接種を勧められていないワクチンもあります。例:インフルエンザ、MR、水痘、おたふく、A型肝炎など)
当院でも今後は、生後6か月に1回目、生後7か月に2回目、約1歳半で3回目に開始するように勧めてまいります。