インフルエンザが流行しています

1月に入って、空気が乾燥し、寒い日が多くなってきました。

インフルエンザB型が流行しています。A型と症状は基本的に変わりませんが、B型は咳嗽や鼻汁が目立たず、下痢などの腹部症状がやや目立つ印象です。インフルエンザA型は2種類流行しており、シーズンで2回かかった方も増えてきました。抗インフルエンザ薬は、タミフル内服、イナビル吸入について説明して選択していただきます。当院ではゾフルーザ内服は、推奨しておりません。自宅では適度な加湿をして、帰宅時や食事前は手洗いをしましょう。

胃腸炎が流行しています。発熱はあまり目立たず、高くても38℃くらいです。嘔吐すると心配になりますが、ウイルス性胃腸炎なら半日以上続くことは少ないです。嘔吐が治まるのを待って、経口補水療法を行います。適切な対応をとれば、点滴が必要となることはまずありません。当院では、嘔吐時に吐き気止め座薬を処方していますが、胃腸炎の嘔吐は時間が経過しないと止まらないことが多く、座薬は気休め程度です。

これからもいろいろな感染症が流行することが予想されます。寒い日が続きますが、感染対策の基本である、規則正しい生活と手洗いを心掛け、感染の症状が出れば、当クリニックにご相談いただければと思います。