2026年度インフルエンザワクチンの予約を開始しています。WEB予約画面もご確認ください。
注射すると腫れるお子さんや、注射が苦手なお子さんには、鼻からのスプレータイプを勧めています。経鼻と注射の違いについて解説いたします。
(経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト))
・投与方法
両側の鼻の粘膜にスプレーで噴霧します。注射の痛みはありません。
・副作用
著明な副反応はありません。(軽く鼻水、鼻閉、倦怠感などくらい)
・接種回数
1回
・持続効果
1年間
・接種対象
2歳以上19歳未満
・概要
A型2種類、B型1種類が入った弱毒化された生ワクチンです。流行が予想とは違ったウイルス株でも効果があります。
これまでの注射のワクチンは血中の免疫(IgG抗体)を作ることがワクチンの主な効き目です。生ワクチンは、血中の免疫だけでなく、ウイルスが侵入してくる鼻粘膜に免疫(IgA抗体)を作ることができます。
・料金
7000円(税込み)(神戸市助成2000円があれば、2歳-12歳は5000円。)
(当院かかりつけの13-18歳 6000円としています)
(不活化ワクチン(注射))
・投与方法
皮下注射。注射の痛みがあります。
・副作用
著明な副反応はありません。(接種部位の腫れ、倦怠感など)
・接種回数
13歳未満は2回
・持続効果
5-6か月。
・接種対象
生後6か月~
・概要
A型2種類、B型1種類が入っています。血中の免疫(IgG抗体)を作ることがワクチンの主な効き目です。ウイルスが体に入ってくることを防ぐ効果はなく、予想株と異なると効果があまり得られません。
フルミスト接種についてよく質問される事項をまとめました。
・接種できない方
- 副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬を内服している方
→ ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、小児リウマチ疾患のため、副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬を継続内服している方は、生ワクチンのため接種できません。
・注意が必要な方(接種は可能です。ご相談ください。)
- 周囲に免疫不全患者がいる方
→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスをヒトにうつす可能性がないとは言えません。その可能性は低いと考えられています。
- お母さんが妊娠中
→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスをヒトにうつす可能性がないとは言えません。
しかし、例えば、お子さんが本当にインフルエンザに感染したら、妊婦であるお母さんも感染してしまうかもしれません。メリットデメリットを検討して、接種することは十分可能と説明しています。
- 家族に乳児がいる
→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスを乳児にうつす可能性がないとは言えません。
しかし、お兄さんお姉さんがインフルエンザに感染したら、乳児である弟さん妹さんもほぼ感染します。接種することは十分可能と説明しています。
- ゼラチンアナフィラキシーの既往
→ 通常のゼラチンアレルギーがあればご相談ください。当院かかりつけの方には、ゼラチンアナフィラキシーの方はおられません。
- 重度の気管支喘息があり、最近発作があった
→ ぜんそくがあっても、コントロールできていれば接種は可能です。この2~3か月に何回か中等度以上の発作を起こした方はご相談ください。
・ ステロイドの塗り薬は問題ないか
→ 副腎皮質ステロイドの外用は、問題ありません。