インフルエンザワクチンの違いについて(9月23日改変)

2026年度インフルエンザワクチンの予約を開始しています。WEB予約画面もご確認ください。

注射すると腫れるお子さんや、注射が苦手なお子さんには、鼻からのスプレータイプを勧めています。経鼻と注射の違いについて解説いたします。

(経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト))

・投与方法

両側の鼻の粘膜にスプレーで噴霧します。注射の痛みはありません。

・副作用

著明な副反応はありません。(軽く鼻水、鼻閉、倦怠感などくらい)

・接種回数

1回

・持続効果

1年間

・接種対象

2歳以上19歳未満

・概要

A型2種類、B型1種類が入った弱毒化された生ワクチンです。流行が予想とは違ったウイルス株でも効果があります。

これまでの注射のワクチンは血中の免疫(IgG抗体)を作ることがワクチンの主な効き目です。生ワクチンは、血中の免疫だけでなく、ウイルスが侵入してくる鼻粘膜に免疫(IgA抗体)を作ることができます。

・料金

7000円(税込み)(神戸市助成2000円があれば、2歳-12歳は5000円。)

(当院かかりつけの13-18歳 6000円としています)

(不活化ワクチン(注射))

・投与方法

皮下注射。注射の痛みがあります。

・副作用

著明な副反応はありません。(接種部位の腫れ、倦怠感など)

・接種回数

13歳未満は2回

・持続効果

5-6か月。

・接種対象

生後6か月~

・概要

A型2種類、B型1種類が入っています。血中の免疫(IgG抗体)を作ることがワクチンの主な効き目です。ウイルスが体に入ってくることを防ぐ効果はなく、予想株と異なると効果があまり得られません。

フルミスト接種についてよく質問される事項をまとめました。

・接種できない方

  • 副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬を内服している方

→ ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、小児リウマチ疾患のため、副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬を継続内服している方は、生ワクチンのため接種できません。

・注意が必要な方(接種は可能です。ご相談ください。)

  • 周囲に免疫不全患者がいる方

→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスをヒトにうつす可能性がないとは言えません。その可能性は低いと考えられています。

  • お母さんが妊娠中

→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスをヒトにうつす可能性がないとは言えません。

しかし、例えば、お子さんが本当にインフルエンザに感染したら、妊婦であるお母さんも感染してしまうかもしれません。メリットデメリットを検討して、接種することは十分可能と説明しています。

  • 家族に乳児がいる

→ 接種は可能です。フルミストはウイルスを弱くして鼻からスプレーをしますので、そのウイルスを乳児にうつす可能性がないとは言えません。

しかし、お兄さんお姉さんがインフルエンザに感染したら、乳児である弟さん妹さんもほぼ感染します。接種することは十分可能と説明しています。

  • ゼラチンアナフィラキシーの既往

→ 通常のゼラチンアレルギーがあればご相談ください。当院かかりつけの方には、ゼラチンアナフィラキシーの方はおられません。

  • 重度の気管支喘息があり、最近発作があった

→ ぜんそくがあっても、コントロールできていれば接種は可能です。この2~3か月に何回か中等度以上の発作を起こした方はご相談ください。

 ・ ステロイドの塗り薬は問題ないか

→ 副腎皮質ステロイドの外用は、問題ありません。